ファシリテーターって?

「ひとりひとりはみんな特別。それぞれの人生がある。」
拍手喝采で終わった、劇団四季コーラスライン
。大嵐の中、傘が壊れてしまったけど、観に行けてよかったです。一見の価値あり。

対話する力 ファシリテーター23の問い
著 中尾民夫 堀 公俊

・対話のプロセスを通じて、お互いの思いや違いを知ると同時に全員で活動の意味を共有できたのがなによりの 収穫でした。

・対話の大切さを述べてきましたが、重要なのはそういう場を作ったり、人と人が対話する力を高めることです。それことが「ファシリテーション」です。
対話を始めとする「人と人が関わる場を促進する」こと。
主体的にその役割を「ファシリテーター」という。

・語り合うのにふさわしい場をつくり、大まかな段取りを決め、話し合いのテーマを掲げます。対話が始まれば、一人一人の知恵や思いを引き出し、うまくかみ合うように交通整理をしながら、話し合いを舵取りしていきます。思うように進まなければ対話を深める問いを発し、今ここで起こっていることを指摘し、みんなが持つ壁や思い込みを気づかせていきます。そして最後に、話し合いの成果や対話を通じて得たものやその意味を、参加者と一緒になって明らかにしていきます。

・自分が主役となる「推進」であったのに対して、裏方に回るのが「促進」です。方法論としては、コンテンツ(中身)ではなく、プロセス(過程)を舵取りすることで進めていくことです。

・会話の促進「へぇ~それは大変だったね。」
・対話の促進「今の論点を整理すると」
・議論の促進「今の論点を整理すると」

・ワークショップでは、共に行う共同作業の土俵をはっきりさせること。
・ゴールはなんなのかを、まずしっかり確認すること。そこにたどり着くために、どういうプロセスを、どういう時間配分でいくのか、プログラムを大まかなスケジュールとして示します。また、なれていない人がいれば「ファシリテーターは中身荷口だしする役ではなく、皆さんの議論を促進する役です。」「みなさんが主役ですから積極的に参加してください。ただ、人の話は最後まで聞きましょう。」
全員の役割やグランドルールを説明することも大切。


ファシリテーターは、よく職場の先輩から聞いていた言葉であったが、言葉の意味や役割をよく理解していないのに使っていました。
司会みたいな役割なのか、何なのか、率先的に意見を伝える役目なのか否か。
こうして本を読むと「言葉の意味が分かる方はまだ一割程度ということが現状のようです。」に納得。
実際に本を読まないと意味がよくわからないんだな。と実感しました。